大豆アレルギーとパン屋さん

大豆といえば、しょうゆ、みそ、豆腐、納豆、きなこなど、日本人にはとっても身近な食材ですね。

大豆といえば、しょうゆ、みそ、豆腐、納豆、きなこなど、日本人にはとっても身近な食材ですね。


いろんな食品に使われているので、大豆アレルギーの方は苦労していらっしゃると思います。

大豆アレルギーは、かつては卵・牛乳と並んで湿疹を誘発しやすい「3大アレルゲン」と言われていました。

17年度厚生労働科学研究報告によると、全年齢のアレルギー原因食物の2%が大豆アレルギー。

本当の大豆アレルギーはそれほど多くないと言われています。


大豆アレルギーとは

大豆アレルギーは3歳までに約80%が治ると言われています。

大豆アレルギーの症状は多様です。

即時型ではアナフィラキシーを誘発することもあれば、口の中の症状だけのこともあります。

遅発性のじんま疹や紅斑(赤い斑点)、翌日に湿疹が悪化するなどの非即時型の経過をとることも多いのも特徴です。


多くの人が大豆に対する抗体を持っているので大豆アレルギーはそれほど多くないが、自覚症状のない大豆アレルギー患者が潜在的に多数いるのではないかと言われています。

大豆の中に16種類のアレルギー原因物質(アレルゲン)が見つかっていて、タンパク質が多くの大豆アレルギーに関与しています。

大豆の発酵食品である「みそ」「しょうゆ」「納豆」などからは、このアレルゲンとなるタンパク質はあまり見受けられず、発酵の過程で酵母がタンパク質を分解しているようです。(熟成の程度によります。)

なので、程度の軽い方は、少しずつ試されてもいいかもしれません。


かつて、油料理やスナック菓子をたくさん食べると湿疹が悪化する人が多いことから、大豆油にアレルゲン性が強いと言われていたことがあります。

その主な原因は、リノール酸の過剰摂取や酸化した油の摂取による湿疹の悪化だと推測され、本当のアレルギー反応ではないそうです。

アレルギー、奥が深いですね~


当店の商品は?

大豆を使用している商品は

・豆乳クリームパン、【ミニ】豆乳クリームパン
・ホイップクリームパン、【ミニ】ホイップクリームパン
・黒ゴマの三色豆パン(黒大豆を使用)
・ウインナーパン、ウインナーコーンマヨネーズ、ウインナークロワッサン(ウインナーに大豆タンパクを使用)
・焼きカレーパン


大豆油を使用

・シュガークロワッサン
・ウインナークロワッサン
・お子様ラスク
・きなこデニッシュラスク

※大豆油はタンパク質を完全に除去しているため、本来アレルギーは発症しないと考えています。
(ただし、油の酸化、過剰摂取による湿疹の発症は否定できません。)


大豆は使用していないが、小豆を使用

・白いこしあんパン、【ミニ】白いこしあんパン


大豆は使用していないが、白いんげん豆を使用

・メロンパン、【ミニ】メロンパン
・豆乳クリームパン、【ミニ】豆乳クリームパン
・さつまいもあんパン、【ミニ】さつまいもあんパン


大豆はダメでも、他の豆は食べられることが多いそうです。

小豆、白いんげん豆は食べられる可能性が高いです。


Yahoo!知恵袋で、小児科の先生が大豆アレルギーについての考え方が記載されています。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1465373839


専門医の診断でアレルギー反応がある食物でも食べることができたり、反対にアレルギーの反応が出ていないのに湿疹が出たりすることがあります。

少しずつ試してみて、どんな食物に反応するのかを知っておくことが最初の一歩なのかもしれません。

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