アレルギーの問題も「特に調査していない」って・・・

連日のように食材偽造のニュースが流れています。
ブラックタイガーを「車海老」と表示してたり、オーストラリア産の牛脂注入肉が「和牛」だったり、冷凍の魚が「鮮魚」だったり・・・
あぁ・・・

みな口をそろえて「偽装ではなく誤表示」と説明していますが、業界では暗黙の了解となっていたんでしょうね。
これはホテル業界だけではなく、すべての食品業界に当てはまると思います。
だって、お客様の口に入ってしまえば、わからないもの。
内部告発がない限りはわからなかったことなんでしょうね。

成型肉にアレルギー物質 食材偽装 近鉄系旅館、被害調べず

東京新聞:「成型肉にアレルギー物質 食材偽装 近鉄系旅館、被害調べず」より出典
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013110302000117.html


もっと問題なのは、近鉄系ホテルや旅館が表示と異なる食材を提供していた問題。
お子様ランチの「和牛ステーキ」として提供していた成型肉にアレルギー物質の乳、大豆、小麦が含まれていたことが分かったこと。

成型肉は味を整えたり、形を整えやすくしたり、ボリュームを出すために、乳、大豆、小麦など副材料を使います。
ウインナーやハムもそうですよね。
アレルギーの問題も「特に調査していない」と運営会社の社長が話しているとおり、まだまだアレルギーに対しての世間での認知度が低いと言わざるをえません。
アナフィラキシーショックで病院に運ばれたり、死亡事故などが起こらなくて、不幸中の幸いでした。

「どうせ和牛を成型肉に代えたとしても、子供だから分からないだろう」というおごりと慢心がこの事件を引き起こしたのではないでしょうか?
デフレから来る低価格の需要と利益至上主義の結果が招いたのかもしれません。

もう何も信じられなくなりそうですね・・・

ウチはどうかって?
もしウチのパンにごまかした材料やましてや卵・乳が含まれていたとしたら・・・
もうすでにウチの会社はなくなってるでしょうね(笑)

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