卵・乳製品不使用のパンの存在意義

お客様よりお店にお問い合わせがありました。

「お店で買ったお子様ロールを食べたら、湿疹が出ました!」

伺うと、ひどいアレルギー症状ではないものの、ウチのパンが原因だろうということ。
卵・乳・犬のアレルギーをお持ちだということ。

ひとまず「調査します」とお応えし、混入する可能性を検討しました。


卵・乳製品不使用のお子様ロール

卵・乳製品不使用のお子様ロール


パン生地自体は、卵と乳製品を持ち込まないパン工場で作っているので、混入する可能性はなし。
考えられるのは、お店の場合は卵や乳製品を使っているクロワッサンや惣菜パンも焼いているので、焼き天板にこびりついていたパン生地やチーズが混入してしまったのか?

焼き天板や共有して使っている器具やまな板をを綺麗に掃除して扱うということで決着しました。


さて、大事にはならなかったのでよかったのものの、今後どのようにお店を運営していくか悩ましいところです。

パン分類のご案内_01

パン工場と違って、卵・乳製品を扱っているので、「アレルギー対応パン」と謳わず、「卵・乳製品不使用のパン」と表示しています。

『卵・乳・小麦・落花生を含む製品も製造しています。』
『焼成の窯については、卵・乳・小麦・落花生を含む商品と共用になります。』

と店頭のPOPに書いてはいるものの、気付かない方も多くいらっしゃるでしょう。


ネット販売しているアレルギー対応パンと違って、お店のパンは卵・乳製品が混入する可能性がある、微妙な商品です。

お客様からすれば、アレルギーがあっても食べられる!と思って食べたらアレルギー症状が出たなんて、こんなにショックなことはありません。

  • お店の商品はアレルギー対応パンではないこと
  • アレルギー症状が重度の方は、卵・乳製品を持ち込まないパン工場の商品をご購入をおすすめすること

お客様にわかりやすくお伝えする努力がたりないと感じたお問い合わせでした。

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