加工肉を食べると「がん」になる?

世界保健機関(WHO)が加工肉に発がん性がある物質に指定したことがニュースになっていますね。

画像の説明

パン屋でもよく使っていますので、気になるところです。


「もうハムやベーコンは食べられない!」なんて声が聞こえてきそう。

こぞって日本のメディアが取り上げたことで、tontonのスタッフまで「お弁当、どうしよう」って言ってます・・・(^_^;)


専門家たちは、毎日50gの加工肉を食べると、大腸がんのリスクが18%上昇すると発表しました。

実は、2007年に世界がん研究基金(WCRF)と米国がん研究協会(AICR)が、赤肉・加工肉の摂取は大腸がんのリスクを上げるとの評価報告を発表しています。
報告書では、赤肉の摂取を週に500g未満とするよう推奨しています。

メディアは一斉に加工肉のがんのリスクについて報道していますが、ずいぶん前から報告されていたんですね。


ちなみに、アメリカ人の食肉平均摂取量は週に1010g(米国農務省の調査)、日本人の食肉平均摂取量は週に441g(国立がん研究センターの調査)だそうです。

とは言うものの、アメリカ人並みに肉を食べている方もいらっしゃるでしょうから、食べすぎは禁物です。

赤肉は栄養価も高く、また摂取量が少なすぎると今度は脳卒中のリスクを高めることが分かっており、「総合的にみても、今回の評価を受けて極端に量を制限する必要性はないと言えるでしょう」と、適切な量を摂取するのが重要であると国立がん研究センターは呼びかけています。


がんにはなりたくないですよね。
でも、どんな食べ物でもがんになるリスクがあります。

肉は食べないほうがいいと考えるよりも、むしろ「がん」にならないためにはどうしたらいいのかを考えたほうがいいと思います。

がん細胞は、健康な人でも1日に5000個できることがわかっています。
がん細胞ができると、そのつど退治しているのが免疫細胞(リンパ球)です。
私たちの体の中では、毎日「がん細胞」対「免疫細胞」の闘いが繰り返されています。


免疫細胞を活発に活動させるためには、体温を高く保つことが重要と言われています。
風邪を引いた時、ウイルスをやっつけるために、熱が出るのはそのためです。

食べるものを吟味することも大切ですが、普段から体温を上げることを心がけて、免疫力を上げることこそが考えなくてはならないことだと思います。

コメント

  • ほどほどに

    ワタシは先月から栄養士さんの指示のもとに体のメンテナンスのために食事改善をしてます。
    バランスよく肉類は油の少ないモモ肉とか、野菜はいも類以外とか。
    最初は大変だと思ったけど絶対食べてはいけないわけではなくて、食べ過ぎないこと!と、言われました。なんと、ベーコンは油の分類になるとのこと。
    調理師の免許をとり、勉強したけど、本にも何をどれだけ摂取すると害になる、害になるのは何年計算すると何年もかかる?見たいなかんじでした。
    何でも控えめにですよ。


  • Re: ほどほどに

    >>猫のマツオさん、こんにちは。
    そうなんですよね。
    白か黒のどちらかという話ではなく、間もあっていいと思うんです。
    昔から加工肉は問題だと言われていましたが、無性に食べたくなる時があります。
    嗜好品として考えればいいんじゃないでしょうか?
    栄養士さんの指導を受けられてるなんて、羨ましいです〜(*´∀`)



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