「tonton食パン」すべてはここから始まりました。

お店を始めて9年目となるわけですが、独立するきっかけとなったのが、このtonton食パン。

「食パン誕生物語」にも書きましたが、修業時代に食パンだけがおいしいと思えず、自分で研究を始めたのがきっかけです。


「tonton食パン」すべてはここから始まりました。


店チョの考える、おいしい食パンとは・・・

  • 余計な味がしない、小麦本来の味。
  • 口の中に入れると、シュッと溶けるような優しい口溶け。
  • 炊き立てのご飯のような、自然の甘み。


そんな食パンを作りたくって、研究を重ねること8年。

ちょっと変わった作り方なので、教科書はないし、多分誰もこの作り方を知っている人はいない。

以前、悩んだあげくパンの先生に見てもらったことがあるんですけど、「この作り方おかしいよ・・・」

なんて言われちゃいました(;^_^A アセアセ・・・


で、手直ししてもらったんですけど、それは立派な、大手の食パンのようなカッコいい食パンができました。

スタッフみんなに食べてもらうと・・・

「口溶けが悪くってモゴモゴする!」
「なんか違う!」
「山崎のパンみたい・・・」

さらには、

「この食パンはtontonの食パンじゃない!」

間で言われる始末・・・


やっぱし自分を信じるしかない?

と言うわけで、ああでもない、こうでもないと右往左往しながら、毎日研究しています。

いやぁ〜パンて奥が深いです。


柔らかすぎて、側面が折れてる~

柔らかすぎて、側面が折れてる~


長手の側面の方は、折れることあると思うんですけど、こちら側が折れてる食パンは、ウチの食パンしか見たことありません。

とっても扱いが難しいので、水の量を減らして、少し硬く作ったところ、

店チョ!食パンがいつもと違う!!なんで?なんで??

スタッフ一同で大騒ぎです・・・


楽には作らせてもらえないのね。

もちろん、味にも影響してました。

限界ギリギリまで水を入れた、とっても難しいパンになりました。


穴がボコボコ空いてます・・・

穴がボコボコ空いてます・・・


コレも悩みの種なんですが、乳製品を入れないと生地が安定しないので、穴がよく空いちゃうんです。

食べることが出来るアレッ子が増えるんで、穴が空いちゃってもいいんですけど。

たまにクレームになります(笑)


ともあれ、偶然から生まれた、このtonton食パン。

更なる研究を重ねて、よりおいしい食パンを目指していきたいと思います。

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