tontonの小麦粉の産地は?

当店で使ってる小麦粉

お客さまよりお問い合わせをいただきました。

「ご使用の小麦の生産地を教えて頂くことは可能でしょうか?昨今のいろいろで食材の安全性が気になっております。」

当店で使ってる小麦粉はこちらです!

カナダ産NO.1グレードの強力粉 千葉製粉プレーリー

カナダ産NO.1グレードの強力粉 千葉製粉プレーリー


輸入小麦については、ポストハーベスト農薬(収穫後に使用する農薬)が心配だという人がいます。小麦の場合、収穫後の貯蔵、輸送時に昆虫等が発生した場合に、農薬散布や燻蒸処理(気体の薬剤を浸透させて昆虫等を駆除する処理)が行われることがあります。

しかし、カナダの冬はマイナス30度以下になることから、寒気によるエアレーションが行われていて、貯蔵時に農薬散布や燻蒸処理が行われることはほとんどありません。

また、船での輸送時に赤道を通過することが無いことから、輸送中に昆虫等が発生することもほとんどありません。CGC(カナダ穀物委員会)では、絶え間なく化学残留物、かび毒、微量元素をモニターしており、厳しい基準を達成していることを情報提供しています。

農林水産省のほうでも残留農薬に関して厳しいチェックを3度行われています。 あまり知られていませんが、一般的な国産小麦のほうが残留農薬が多いと言われています。(もちろん低農薬の国産小麦もあります。)


なぜ国産小麦を使わないのか?

残念ながら、国産小麦は品質で輸入小麦に及びません。

北海道産のハルユタカという品種がパン用として売られていますが、グルテン量が少なく、何とかパンにできるというレベル。強力粉の生産は日本の風土では難しく、品質が安定しないため、パン用の小麦にはグルテン(外国産小麦から抽出)を添加することもあります。

国産小麦の製粉会社は、国から補助を得ているのにも関わらず、自然食品店などに卸す際にさらに付加価値をつけて二重に利益を得ているところもあり、価格が高騰しています。また、保管のためにポストハーベスト(収穫後農薬散布)される場合もあり、その基準はありません。

当店では、カナダ産小麦の方が、安全面・品質面・価格面すべての面で優っていると判断しています


小麦粉って不思議

小麦粉って、いろんな食品や化粧品、工業用の接着剤や糊にまで、多岐にわたって使われています。
食品だけをとっても、パン、ケーキ、和菓子、パスタ、うどん、クッキー、ビスケット、天ぷらの衣など、七変化です。

小麦粉って、本当に不思議。

成分は、炭水化物やタンパク質のほか、脂質やいろいろなビタミン、ミネラルです。
大まかに、強力粉、中力粉、薄力粉の3種類に分類されますが、「力」というのは「タンパク質(主にグルテン)」の力を指します。
つまり、グルテンが多い小麦粉は強力粉、少ない小麦粉は薄力粉と呼ばれています。

この膜がタンパク質(グルテン)

この膜がタンパク質(グルテン)


パンの場合は、捏ねるとグルテンが形成され、骨組みができ、その間に炭水化物(デンプン)が入り込みます。
逆に、ケーキのスポンジやクッキー、天ぷらの衣はグルテンが多いと硬くなってしまうので、薄力粉を使うことが多いです。

で、味の決め手は、この「デンプン」

デンプンの大きさが小さいと、甘く感じるので、品種によって味が変わるのはそのためです。
※お米も同じ。コシヒカリと自主流通米の味が違うのは、まさにこのデンプンの違いでもあります。

おいしいパンを作るには、製法や捏ね方も関わってきますが、一番大切なことは、「安全でおいしい小麦粉を選ぶこと。」

そう考えて、カナダ産の高品質な小麦粉を使っています。

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