トントンハウス物語 vol.7

全国のスーパーさんからお問い合わせが!

金沢市の北部、津幡町を中心に展開されているカジマートさん。

その地域からトントンまでは30km以上あります。

そんな遠くのお客様に手に取ってパンを選んでいただける。

地域密着のパン屋にしてみれば、夢のようなお話です。


一人でも多くのアレルギーで困っている子供たちに伝えたくって、カジマートさんで販売いただいていることをブログに書きました。

カジマートさんで販売いただいていることをブログに書きました。


すると…

しばらくして…


しずてつストアさん、遠鉄ストアさん、グリーンマートさん、いちやまマートさん、ミートモリタ屋さん、スーパーやまのぶさん…


全国のスーパーさんからお問い合わせが!!


「当店のお客様より『トントンのパンを置いていただけませんか?』とのご要望をいただいたのですが、お取引することは可能ですか?」

口を揃えたように、みなさん同じことをおっしゃるではありませんか!


そうです。

カジマートさんの販売が「お客様の声」から始まったように、全国のお客様が「いつも行っているスーパーにトントンのパンがあれば!」とご要望をお伝えくださったんです。


「応援しています!私にできることがあったら教えて下さい!!」

「アレルギーがある子供たちには貴重なお店です!長く続けてください!!」

「お客様の声、今から書いてくるから、ちょっと待ってて!!」


たくさんのお客様より応援のお電話やメールをいただきました。


現在お取り引きいただいているほとんどのスーパーさんには、焼きたてパン屋が併設されています。

にも関わらず、ご注文いただけるって本当にスゴイこと。


・卵と乳製品を抜いたパンを作ったこと

・パン工場を作ったこと

・スーパーさんで販売できるようになったこと


全てがお客様に導かれて始まったこと。

本当にお客様に感謝です!


マスコミの取材

ほどなくして、地元の新聞、雑誌、テレビから取材のお問い合わせをいただけるようになりました。

毎回、緊張でガッチガチ(^_^;)


画像の説明

お客様にご要望をいただいたことを「パン」という形にしてお答えしてきただけ。

そんなに難しいことをしてきたわけではありあせん。

でも、みなさんとても感動してくれるんです。


振り返ってみると…


大学を卒業後、設計の仕事に従事するも、つまずいてウツ状態。

妻に導かれるようにパン屋に転職。

独立するも、パンが全く売れず、実力のなさを痛感。

お客様にお願いされて、アレルギー対応パンを作り始めた。


まったくもって、自分から未来を切り開いていません。

実力が足りなかったんです。


でも、それが逆に良かった。


もし、自分に実力があったら、自分の信じる道を進んでいたでしょう。

他人の言葉に耳を傾けることもなく。

そして、パンが売れなかったら、こう言っていたでしょう。

「お客はパンの文化をわかっていない」と。


仕事ができなかったからこそ、お客様の声を素直に聞くことができた。

そう思うんです。


マスコミの影響は絶大です。

親戚のおじさんは、掲載された新聞を毎朝眺めています。

スタッフもテンションが上って、今まで以上に仕事に力が入ります。

地元のお客様も「テレビ見たよ〜」と、とても喜んでくださいます。


画像の説明

パン屋は力もいるし、時間も長い重労働な仕事。

でも、これほど「みんなが笑顔になる」仕事は他にないかもしれません。

そんなパン屋になることができて、本当に嬉しいんです。

コメント


認証コード5257

コメントは管理者の承認後に表示されます。