第一回水の子感謝祭

パンを販売いただいている自然食品の店シンフォニーさんのお誘いで、第一回水の子感謝祭におじゃましました。

水の子会とは熊本県有機農産物グループで、川の汚染から発生した水俣病をきっかけに農薬を使うことを止め、有機栽培に転じられたそうです。

今では多くの地元農家が賛同し、玉ねぎ、みかん、れんこん、い草など有機栽培農作物に加え、その農作物を使った多くの加工食品を製造されています。


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水の子会の上村茂則代表のお話。

有機栽培の苦労、農薬の危険性、在来種農作物の本当の力など、勉強になるお話を聞かせていただきました。


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無農薬のみかんや農作物の加工品、れんこんの粉配合のパン、本物のエクストラバージンオイルなどの試食会。

どれも自然の力を感じる商品でした。


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れんこんの粉を使ったうどんで、がんが治ったお客様のお話も伺いました。

在来種のれんこんは、粘りが強く、体を温めるそうです。
体があたたまるということは、体温が上がり、免疫力が上がるということ。

自然の力ってスゴイ!


興味深かったのはオリーブオイルについて。

日本では法規制が緩いこともあり、「エクストラバージン」と表記があっても、正しい「エクストラバージン」とは限らないそうです。

エクストラバージンとは、オリーブの実から溶剤を使用せずに、機械的、物理的な行程のみで得られたオイルのこと。

そして、世界基準では酸度0.8%以下のもの。

日本で出回っているエクストラバージンオイルは、オリーブオイルの絞りかすに溶剤を添加して無理やり絞り出した油が混ざったもの。

ヨーロッパ産のほとんどのオリーブオイルはそうやって作られるそうです。


250mlで1000円以下のものは、溶剤を使用したオリーブオイルが多く、品質の良いオリーブオイルはチリ産を選ぶといいそうです。

食べてみると、油臭さは全く感じず、柑橘系の味がしました。


いいものは、食べてもおいしいですね。
お値段も当然いいものになりますが…(^_^;)

消費者から見れば、物価は安いに越したことはありません。
でも、生産者や販売に携わる方の生活も考えなければならないと思うんです。

周りと比べて少し高くても、価格に見合った価値があると感じれば、それは高い商品ではないということ。

戦後すぐのモノが足りない時代を経て、今はモノが溢れている時代。
本当にいいもの、価値のあるものを選びたい。
そう感じた一日でした。

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