平成28年度食品衛生責任者研修会

画像の説明

石川県では毎年夏に開催される食品衛生責任者研修会。

食中毒の発生状況や食品衛生法の改正の案内など、毎年とても眠い、あっ、いや、勉強になります。


今年は初めて食物アレルギーについてのお話もありました。

レストラン、カフェ、パンや、ケーキ屋など、商品を袋に入れない形態の業種は、アレルギー物質の表示を免除されていますが、問題が多発しているそうです。

今更ですが・・・(^_^;)


びっくりしたのが、原材料に「卵黄」と書かれているのに、「卵」ではないと判断してお客様に説明して、アレルギーを発症した例があったとのこと。

そんなこと、あるの!

そこで、消費者庁は原材料に卵黄を使っている場合、「卵黄(卵を含む)」と表記するように食品表示法を施行しました。


これは極端な例ですけど、一括表記の原材料名や添加物の由来など、だんだん難しくなってきました。

誰でもわかるような原材料だけで作れれば、一番いいんですけどね。


加工食品は、平成32年3月31日までに

  • 熱量
  • たんぱく質
  • 脂質
  • 炭水化物
  • 食塩相当量

の5つの成分表示を記載しなければなりません。

5年間のうちに準備をしなさいということらしいのですが、小さい会社での対応はなかなか骨が折れる作業になるでしょう。

徹夜して電卓叩いて計算してよかった・・・(¯―¯٥)


他にも細かなルールが定められましたが、この表示の目的は「正確な原材料と栄養成分を消費者に提示すること」

正しく表示するために、当然、製造者の日々の勉強は必要ですが、消費者も表示されているものがいったい何なのかということを理解するための勉強が必要になったということ。

何だか、難しい時代になった気がします・・・

コメント


認証コード3235

コメントは管理者の承認後に表示されます。