普段着着物の着方は意外に簡単!
洋服の文化が入ってくるまで、日本人全員が毎日着ていた着物。コツさえわかれば、着物の着方は難しくありません。日常の生活着としての着物の情報をご紹介します。
普段着着物の着方に関してのお悩み事がありましたら、まずは検索してみてください。お悩み事が解決するかもしれません。
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このようなご質問を頂きました。
ご質問を頂いて思い返してみると、私も斜めになってる日があるなぁと言うこと。
シワッシワじゃなければ、あまり角度を気にすることはないのですが…(*^^*)
なぜ、おはしょりが斜めになるのか。
理由が分からないと、モヤッとしますよね。
モヤッとは良くないので、裾とおはしょりの関係を分解着付けしました。
おはしょりがまっすぐになるように、左側の余り布を伊達締めに入れてみましょう。
とは言うものの、根本的な解決にはならないですね…
着物は、直線のワンピースです。
身体は、凹凸がありますよね。
直線の衣服を綺麗に着るには、出っ張り部分で使った布の長さをどこかで調達しなければ、いけません。
女性の着物は、裾端を上げて衿を抜くことによって、上手く身体に着物をそわせてます。
ご質問の右側のおはしょりが上がるは、裾端の上げる角度で調整がききます。
裾端を上げる事によって、衿側の上半身の布にゆとりができます。
3cm上げれば、上半身のゆとりが3cmうまれるのです。
腰紐で止めてしまうので、下半身の着物の丈は左右同じ丈に感じます。
でも実際には、裾端を上げて腰紐で押さえるので、左右の下半身着物丈は脇側(左側)が長く端側(右側)は短いのです。
端側の上半身(衿側)の布には、ゆとりができます。
そのゆとりで、おはしょりの長さと角度を調整することができます。
はと胸の方は、おはしょりが斜めになりやすいです。
胸で布丈を使うからですね。
補正で胸を潰すのも手だと思いますが、普段着でしたらそこまでしなくても裾端をちょっと上げ気味にすれば済むことも多いと思います。
いろいろ書きましたが、おはしょりをこんなに綺麗にするようになったのは最近の事で、ちょっと昔の写真を見たらわかりますが、おはしょりは、もっとクシュッと、ユルッと作っていたようです。
着物で生活してた時代の方がカッチカチに普段着の着物を着てる写真はないのです。
普段着の着物の着付けは、ユルッとが大事。
いつも着ていたら、自分の身体に合う着方って出てきます。
それは一人一人の生活スタイルの違いと関わっていると思います。
出来ればきれいに着たいけど、まずは場数を踏むのが一番。
堂々と、普段着着物を楽しんで下さいね。
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