普段着着物の着方は意外に簡単!
洋服の文化が入ってくるまで、日本人全員が毎日着ていた着物。コツさえわかれば、着物の着方は難しくありません。日常の生活着としての着物の情報をご紹介します。
普段着着物の着方に関してのお悩み事がありましたら、まずは検索してみてください。お悩み事が解決するかもしれません。
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普段着で着物を着ると、避けて通れない夏の着物!
冬着物を経験された方ならお分かりのように、着物ってあったかいの。
そう、防寒着としてとても優れてるのが着物。
大事な身体の中心を冷やさないのです。
昔の日本家屋は寒いですよね。
でも夏は、風が家の中まで通って涼しい。
暖は取れるけど、クーラーがない時代。
それが日本の家だったんですね。
そんな家で生活しやすいように、変化したのが着物。
女性の着物は、小袖と細帯からおはしょりを作る形になり、帯はお腹を完全に守る幅まで広くなり、女性が身体のを冷やさないような形になったのです。
って事は…暑いよね(笑)
帯太いもん。
今はヒートアイランド現象や、公共機関のクーラー。
もちろん家でもクーラー。
そのかわり、風の抜けない家。
風が吹いてもヒートアイランド現象では、だだの熱風。
どちらが良いのかわかりませんが、夏の着物は涼しさを追求するしかないのです。
私も何年も着物で夏を越してますが、まぁ、毎年が研究ですよ。
もう、洋服に逃げた事だってありますよ。
でも一度着物に慣れてしまうと、洋服で過ごした夏の終わりは必ず体調を崩してしまうのです。
ずっと洋服だと、崩してる事に気が付かないだけだと思う。
夏もね、すっごく冷やしてるんですよ、身体。
秋口に体調不良になる方は、間違いなく夏身体を冷やしすぎているんだと思うんです。
着物は、涼しさを追求しても大事な所は冷やしません。
女性の強い味方なんですよ。
私は着物生活をして、生理痛も楽になりました。
蕁麻疹も出にくくなりました。
腰痛も楽になったんですよ。
着物の弱点ですが、帯の暑さは女性を守ってるんです。
とはいえ、暑すぎるのは危険ですよね。
ある程度は対策しないと、着られないくらい暑い地方もあります。
きっと、これから先も快適を求めて夏着物対策の研究は続くと思うし、100点の答えはずっと見つからない。
でも、これから着物を着たみたいという方に、少しでも近道になればと思ってこの動画を作りました。
長い長い動画ですが、お付き合いして頂けたら幸いです。
まず、着物で涼しさを追求するなら、中の中から徹底しないと涼は得られません。
ここからの話は、完全に生活着の着物。
普段着の着物の夏です。
正装の難しい決まり事は、色々な本に載っているので、そちらをご覧下さい。
私の場合は、トップバリューのオーガニックコットンシリーズのパッド付きタンクトップを着ています。
こちらのシリーズは、脇の縫い目がないシリーズ。
脇の縫い目は無いに越したことないです。
汗をかくと、押さえられてる所は痒くなります。
縫い目は一番痒くなる。
このタンクトップは、編み方が細かく柔らかで、リブ編みの痒さもないのです。
ちょっとの刺激で蕁麻疹の出る私がたどり着いた下着です。
かなり、イイですよ。
価格も、2,000円しません。
サイズもある程度あるので、揃えやすいかと思います。
ちなみに、私はMサイズを使ってます。
アンダーが65センチの私でもゴムも上がってこないので、なかなかスグレモノです。
抑揚加工の昔ながらのステテコです。
和装用ではないですが、ぜんぜん問題ないです。
ゴムの太い最近のおしゃれなステテコは、ゴムがじゃまなのでオススメできないです。
こちらも2,000円しないですね。
ステテコは、足が透けないようにする為でもありますが、汗取りが大事な役目です。
皮膚同士が密着する程暑い事はないです。
何も履かないより、ステテコを履いた方がはるかに涼しいのです。
こちらは履いても履かなくても、透け感が気になる時のみ履きます。
まず、初めて着物でお試しの夏。
あまりお金をかけなくない方は…半襦袢があります。
サラシで作られてて、筒袖になっています。
ポリエステルの衿が付いてる物がほとんどですね。
ひと工夫…衿を手ぬぐいで包むとポリエステルが肌に触れないから、着心地アップします。
サラシってそんなに涼しくないので、ちょっと着たい!くらいの方にオススメかな。
でも、透ける着物には使えないので、透けない夏の着物で着ましょうね。
少しは透けるけど、スケスケではない着物まで対応できるのが、きものやまとさんから出てます。
通年用は、3,900円
抑揚加工は、5,900円
乙女スリップの素材は、サラッとしてる綿が多めなので、サラシよりモッタリしないのと、膝下近くまでくる筒袖の半着なのです。
なので、少し透ける素材の着物でも着れます。
どちらも衿がポリエステルなので、そのまま使うと暑いですよ。
手ぬぐいを縫い付けた方がいいです。
半襦袢も乙女スリップも、涼しいかと聞かれたら? 涼しくはない!と答えます。
でも、初めて着物のお試しで、長襦袢問題が解決するまでの橋渡しにはなると思います。
私の得意分野ですが・・・
リサイクル着物でなんとかなると思う!
そんな思いがある方は、かなり足繁くお店に通わなければ夏の着物には出会えないので、相当の覚悟が必要です。
冬物とは違って、夏の襦袢は普段着として着てもらえなくなった時期が冬物より早くて、長襦袢に至っては本当に品薄なんです。
汗ジミも着きやすいので、売れる状態の物がほとんど無いと、リサイクルショップの方が言ってました。
それでも、私は探し回りましたよ。
で、失敗もいっぱいしました。
長襦袢は、まず出会わない!
夏の長襦袢とだけ明記されてた襦袢は、トスコ麻でした。
トスコとは、ポリエステルと麻の混合の生地です。
このトスコ麻、使えます!
ちゃんと涼しい。
長年愛用中です。
でも夏の長襦袢は丈が透けるので、ちゃんと自分サイズじゃないとちょっとみっともない。
何年もかけて夏の終わりに安くなるのを狙って、やっとこさ、3着。
揃えれたのは、自分の身長が低いからだと思います。
でも、この道はオススメできないです。
険しすぎる!
もう一度探し回れるかと聞かれたら、もう嫌だよ…と答えます。
あの時は、トスコ麻って名前も知らなくて、新しく作るといっても、どこで作って良いのかも分からなかったので、がむしゃらに探してたんです。
今は、作ってもらえる所もわかったので、これから先は探し回る時間を違う事に使いたいと思っています。
トスコ麻は、洗濯機にも強くてけっこういい子なんですよ。
お誂えは良いお値段がしますが、ハズレはないですもんね。
話はそれましたが、トスコ麻の長襦袢はリサイクルショップでは、2,000円~が相場です。
リサイクルでも10,000円する時もありますよ。
夏の襦袢は、高いですわ(><)
最強に涼しい長襦袢は、やっぱり麻100%!
私は今年、やっと作れました。
それまでトスコ麻だったので、さぞかし涼しい事だと思いますが、まだ体感してないので、体験談は後ほどになります。
麻の長襦袢の反物を触らせてもらっての感想。
80番手は、サラッと柔らかい!
100番手は、軽い!コットンみたいな柔らかさ!
どちらも、ヒンヤリしてましたよ。
楽しみです。
腰ひもは、私は通年モスの腰ひもを愛用中です。
あまり不愉快に感じたことありません。
ちゃちゃっと洗えてアイロンガンガンかけれるので、昔ながらの腰ひもを使ってます。
普段着では、博多織の七色魔よけを使ってますが、夏は暑いです。
去年まで使ってたのが、きものやまとさんの麻の伊達締め2,000円です。
こちらは、汗をしっかり吸ってくれます。
色落ちもなく、ネットに入れて洗濯機で洗って、アイロンかけても平気です。
だだ、本麻でも、安いからかな?
ごっついので、結び目がごっつい!
今年は半分に切って、マジックテープを縫い付けました。
使い心地は軽くて快適ですが、こちらも改良してからまだ夏を迎えてないので、体験談は後ほどになります。
もちろん正絹です。
スッケスケで風を通します。
欠点は2つ。
結び目がごとつく。
洗濯機で洗えない。
優しく手洗いは出来ました。
でも、色落ちします。
汗をかく季節の小物で、色落ちは心配ですね。
まだこちらも、真夏に使ってないので、体験談は後ほどです。
何着たいですか?
まずは、それが大事です。
着たい着物の理想の姿があるのって、どんな決まり事より大事!
私は透ける素材の着物に憧れてました。
小さい頃見た、母親達の白くて涼しげな着物。
それは、サマーウールでした。
こちらは、長襦袢程ではないですが、探し回って何着か見つけることができました。
ふと、思い出したんです。
夏祭りに、浴衣を着て喜んでたら、母親達が白くて涼しげな着物姿で粋に着てて。
「私も、透ける着物が着たい!」
と、駄々をこねたら…
「透ける着物は、大人になったらね。」
母ちゃん、キレイだったなぁ〜って。
そっかぁ、あの時の記憶で、私の夏の着物の理想は出来てたんだと。
今は白地のサマーウールなんて作られてませんが、なかなか良いものですよ。
すっごい涼しい素材ではないので、常夏の地方の方はオススメ出来ないなぁ。
サマーウール、リサイクルショップで2,000円程で売られてます。
昭和レトロがお好きなら、オススメですよ。
涼しさを求めるなら、やはり麻が入ってる生地の着物。
麻100%は高いので、初めて着物は綿麻がオススメです。
お誂えなら、今から出てくる浴衣の生地。
よーくよーく見てください。
綿何%、麻何%?この比率はシュールに涼しさと直結します。
2万円代で、お誂え。
浴衣生地なら可能です。
狙い目は、綿70%麻30%の浴衣生地。
浴衣らしくない柄がたくさん出てます。
洗濯機にも、強くて涼しい!
どんだけ汗をかいても縮まないし、吸収してくれます。
透けない色を選ぶと、半襦袢とステテコで行けます!
こちらは、綿100%ですが、生地が柔らかく薄い。
そして、凹凸があるので肌に張り付かない。
さらに、凹凸が着崩れをカバーしてくれて、着物を着慣れてない方は、とっても着やすい着物です。
お誂えも、2万円前半とかなりお手頃。
すっごく涼しいって素材ではないですが、着物が濃い色なら透けないので、半襦袢でも大丈夫。
そして、長襦袢をモスの長襦袢などにすると、5月から10月頃まで着れます。
最初のお誂えには、オススメですね。
はじめに言いますが、汗をかかない帯はないです!
だだ、少しは風が抜けるとか、熱がこもらないとか、そのレベルのお話ですよ。
もちろん、半幅帯限定のお話。
色を選びますが、使えなくはないのです。
汗はかきます。
一度背中に熱がこもると抜けません。
かなり快適です。
ちょっとヨレヨレするのが気になるのですが、熱も抜けます。
そして、リサイクルショップで出会える確率が高いです。
最近よく見ます。
1万円程で売られてます。
涼しい素材ですが、幅が広いので結局暑い(笑)
13~14センチの細い半幅帯。
普通に帯芯も入ってますが、現代サイズの麻の半幅帯より涼しいです。
丈も短いため、貝の口で結んでも帯が余らないので、尚涼しい。
絹と麻の混合です。
単でいかにも涼しそう!と期待して、この前買ったので、体験談は後ほどです。
なるべく安く、涼しい帯を求めるなら、13~14センチの幅で、長さ360センチ程の帯を麻の生地で作るのが良いのかな?と思います。
以上、夏着物対策、2018バージョンでした!
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