名古屋帯で前結び・ふくら雀風の結び方

Youtubeのリクエストで、名古屋帯でふくら雀を上げて欲しいと言うご要望をいただきました。

言ってもらえるのは嬉しいのですが、ふだん私は半幅帯なので、お太鼓もあまり締めません。

ってことは、名古屋帯のレパートリーも少なく…


でも確か…

ふくら雀って袋帯で、自分で結べない系の結び方だったような…とあやふやな記憶だったので、持っている着付けの本を全部見直してみました。


確かに、晴れの日の着物に結ぶめでたい結び方で、自分では結べない方の着付けでした。

簡易的でも、名古屋帯でふくら雀ないかなぁ…と、いろいろ探し回ってみると…

見つけたんです!

簡単にふくら雀を結ぶ方法を!!


見つけたのは良いのですが、「前結び用帯板」が必需品でした。

片っ端から呉服屋さんに行き、最後に入った「きものやまと」さんで、たまたま発見!

「まわりっ子」見つけましたよ。


この帯板、ゴムつきの帯板よりサイズが大きくて、マジックテープを外して付け直して縫い直すことにしました。

多分、アンダーバストが70cm以上からの方だとすんなり使えると思うんですが、私のような身体が小さくアンダーが65cmクラスの方は縫い直して使ってください。

こちらの商品は、小さい人用のSサイズの商品の販売はないみたいです。


名古屋帯の素材も様々ありますが、変わり結びを楽しむなら芯の入っていない織りの帯で、全通(全体的に柄がずーっと入っていること)を持っていると扱いやすいですよ。

結んでみての感想は、帯揚げ・帯締め・ヘアゴム一つ・クリップ一つでできちゃう、お太鼓より簡単な結び方でした。


名古屋帯で前結び、ふくら雀風の結び方

だけど、背もたれで潰れちゃうなぁ。

潰れが気になるから、私だったら外出の時、羽織着ちゃいますね。

お太鼓なみのふっくら感が出るので、それもありだと思います。

前で結ぶと結ぶ工夫がいろいろできて、前結びは便利ですね。


袋帯のふくら雀は大人のスズメ、名古屋帯のふくら雀は子供のスズメぐらい可愛い、小さなふくら雀ちゃん。

よかったら背中に乗せてあげてくださいね。

名古屋帯で前結び、ふくら雀風の結び方